クライエントの描くイメージ拾えてますか? | SUNABACO - 人生を変える2ヶ月

クライエントの描くイメージ拾えてますか?

こんにちは、SUNABACOスタッフのよしながです。

例えばウェブサイトを作って欲しいという人と話し合いをするときに、相手の言いたいことがイマイチ掴めないことってありませんか。デザインに関する場合は切実です。「カッコよく」と言われてもカッコいいの基準は人によって異なります。デザインする側としてはクライエントの思い描くイメージを可能な限り拾い上げようとするのですが、相手も具体的に作りたいイメージがしっかり固まっていない場合が多いのが実情。一緒にクライエントの理想像を具体化、共有していく作業が必要になります。

ムードボード

「cool」をテーマにしたムードボード

そのために便利なのがムードボード。知り合いのデザイナーさんが使ってるのを見て僕も利用するようになりました。「あなたの言いたいのはこんな感じ?」と思われる様々な画像をボードにペタペタと貼り付けるだけ。写真、イラスト、ロゴ、デッサン、自然、風景、街並み、なんでもいいです。ネット上にある画像をコピペしても構いませんし、紙と糊でボードに実際に貼り付けてもOK。例えば「クール」と言っても”モノトーンの落ち着いた感じ” と捉えることもあれば、”流行最先端の尖った感じ” と考えることもあります。両方をひとつのボードに貼り付けてもいいですが、別々に制作して「どっちのクールですか?」と選んでもらうことできます。ビジュアル化することでクライエントも自分のイメージを明確化できますし、デザインの方向性も決まります。

ヒアリングシート

クライエントの要望が漠然としている場合、ヒアリングシートを使うのも手です。こちらである程度の選択肢を用意してあげて情報を絞り込む方法です。サイトの色、デザインのテイスト、好きなウェブサイト、フォント、etc…、細かく聞き取ります。ヒアリングする内容は「デザイン ヒアリングシート」で検索すると出てきますのでそれを利用してもいいですし、自分なりに改良を加えてもいいでしょう。ただしこれで得られるものでも充分ではありません。さらに話し合いを進めイメージをはっきりさせる必要があります。この情報を元にムードボードを制作してもいいでしょう。

学生時代に「デザインとはビジュアルコミュニケーション」だと先生が言っていました。クライエントが伝えたいことを色やカタチで表現することだと。「クライエントが伝えたいこと」を導き出す手段として今回の方法をぜひ試してみてください。