こんにちは、SUNABACOスタッフのよしながです。
今回は私の、いやおそらく多くのデザイナーさんもやっているであろう資料集(レファレンスブック)についてご紹介します。資料集という呼び方も私が勝手に呼んでいるだけでほかに正しい呼び名があるかも知れません。要は自分の創造性を刺激するものをまとめたスクラップブックのことです。
好きなもの気になるものを集めるだけ
私は物心ついた頃から雑誌や新聞などから好きなイラストや写真、広告などを切り抜いたものをなんとなく集めていました。ポストカードやショップカード、フライヤー、チケットの半券、商品のパッケージやラベルなどもあります。種類別に分けることもなく気に入ったデザインがあればただただ保存していく感じ。コレクターとはちがいます、とにかく「好き」「気になる」という自分基準で収集しています。
インプットも大切
これらをどう役立てるかというと、特にはありません。時間があるときにパラパラと眺めたりするだけ。もしするとすればそれのどこが気に入っているのか考えたりする程度ですね。また「ザラザラ」「ツルツル」などその素材の触った感じから受ける刺激も大切な要素のひとつです。
デザインはアウトプット(出力)だと私は思います。天才でもない限りずっと出力し続けるとアイデアも枯渇してしまいます。だから時々は美しいと思えるものや心地いいと感じるものに積極的に触れる(インプット)ようにして自分の創造性(Creativity )を養うことが必要です。
これらは目に見えたり実感できるものではありませんが、様々な要素が自分の中にストックされ後々に創造性を働かせるときの力になります。と私は信じています。
現代版資料集
フライヤーやポストカードなどカタチのあるものはスクラップできますが、ウェブサイトやアプリ、映像にも優れたデザインはたくさんあります。それらを簡単に検索&閲覧できるGoogleやPinterestなどは現代のレファレンスブック(資料集)と言えるでしょう。どんどん活用したいものです。
デザインのアイデアは必ずしも絵や写真だけから得られるとは限りません。本や音楽、風景、人との会話、などあらゆる場面で突然浮かぶことがあります。常にアンテナを高く張りたくさんの刺激を受けて感性を磨きましょう。